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zoom RSS カメラレンズの働き5(絞りの働き2)

<<   作成日時 : 2008/07/26 21:29   >>

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 絞りのもう一つの効果についてお話します。
 絞りは、光を調節するという主な役割があるのですが、もう一つ忘れてはならない重要な役目があります。それは、ボケ量を調節するという役割です。下の図を見てください。
画像

 Aは絞りを開いて写真を撮った場合です。Bは同じ絞りの条件で、写す物体がカメラからすこし遠ざかった場合です。物体がレンズから離れると、焦点を結ぶ位置がずれます。カメラのセンサー(フィルム)より少し前に位置にシフトします。焦点がずれた量はΔfとします。この状態で、物体の一部(この図の場合では、木の真ん中あたりの点)はカメラのセンサー上では、ボケてしまいます。そのボケ量はΦ1です。
 Cは絞りを絞って写真を撮った場合です。Dは絞りを絞った条件で、写す物体がカメラからすこし遠ざかった場合です。遠ざかった距離はBの場合と同じとします。この場合も、焦点位置はカメラのセンサー(フィルム)より少し前にシフトします。焦点がずれた量はΔfであり、Bの場合と同じです。なぜなら、遠ざかった量が同じだからです。この状態でも、カメラのセンサー上では、ボケが発生します。そのボケ量はΦ2です。
 図からお分かりだと思いますが、物体が遠ざかった距離が同じでも写真のボケ量はDのケースの方が少ないということがお分かりだと思います。
 つまり、絞りを絞るということは、ボケに対して強くなる(ボケにくくなる)ということです。写真を撮る場合、対象物に焦点を合わせても、対象物が動いているような場合は、ボケやすくなります。そういう場合には、絞りを絞ることで、ボケを発生しにくくすることができるということになります。また、写真の遠近感を出すために、対象物より前にあるもの(あるいは後ろにあるもの)を視野の中にいれ、一緒に写すことがあります。この場合、対象物の前後にあるものは焦点がずれてボケた画像になります。このことで、写真の遠近感が発生し、味わいのある写真にすることができます。こういうケースでは、絞りを開いて写すと良いということになります。

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