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zoom RSS カメラのシャッター(ストロボ撮影の説明の前に)

<<   作成日時 : 2008/12/21 13:36   >>

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 ストロボ撮影の最初の回で、発光は一瞬であるということを書きました。つまりカメラシャッターというのはあまり関係なくなってしまうのですが、この点を説明する前に、シャッターについてお話しておく必要があります。
 カメラのシャッターには大きく分けて2種類あります。ひとつは、一眼レフなどで採用されている、フォーカルプレーンシャッター。もうひとつは、レンズシャッターというものです。
 下の図がフォーカルプレーンシャッターの原理図です。カメラのフィルム面やセンサー面の近くに配置されており、焦点面(フォーカルプレーン)に近い所に配置されているということで、フォーカルプレーンシャッターと呼ばれています。固定の開口と、横方向又は縦方向に動く先幕と後幕の3点で構成されています。
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                  図1

シャッターの動作を以下に示します。
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                  図2

@上の絵が最初の状態です。赤の先幕がカメラの開口をふさいでいる状態です。A次に、赤の先幕が右に移動し、開口が完全に開きます。これがシャッターオープンの状態です。B一定時間シャッターが開いた状態が続いたのち、青の後幕が左から右に移動し、カメラの開口をふさぎます。
結構複雑な動きをメカニカルに実現しているのですが、こうすることにより、非常に短い時間のシャッター時間を実現できるのです。そのことを次の絵で説明します。
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                  図3

@一番上の絵は最初のシャッターが閉じている状態です。A二番目の絵は赤の先幕が右に移動し始めた状態ですが、すかさず後幕が後ろから追っかけて動きます。両者の間は一定の隙間を維持しながら、右に移動させるのです。BAと同じですが、隙間を維持して右に移動している最中です。C最後は、後幕が開口を覆って、シャッターが閉じた状態になります。
もともと、メカニカルな構成で作られたシャッタですので、図2で説明したような構成ではそれほど短い時間のシャッター時間を実現することが難しいのです。カメラにもよりますが、昔のカメラではシャッター全開となるシャッター時間は60分の一秒より長い時間でした。それで、それより短いシャッター時間を実現するため、図3のようなことで対応したわけです。逆に、この方式にすることで、隙間を狭くすれば、原理的にはいくらでも早いシャッター時間を実現することができたわけです。

 次に説明するのが、レンズシャッターです。普通、数枚の羽根を組み合わせ円形の開口を作り、カメラのレンズ近辺に配置する。コンパクトデジカメなどで採用されているシャッター方式です。原理的に、短いシャッター時間を実現することはできませんが、小型軽量ですから、コンパクトカメラなどには向いています。また、絞り兼用にもなりますので、小型カメラにはうってつけです。レンズ付きフィルムカメラなどでも用いられいますが、この場合は絞り兼用ではなく、単なる遮光板として使われておりますし、機構もシャモジのようなものが出入りするという非常に単純なものです。

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