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zoom RSS 室内の雰囲気を自然に写す方法

<<   作成日時 : 2009/01/13 12:00   >>

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 室内で撮影する場合、特に夜間の場合はストロボを使うことになります。ただ、ストロボを使うと、自然な感じがなくなってしまうという経験をされた方が多いと思います。原因は2つあります。ひとつは、色あいです。ストロボの光は短波長が多く含まれています。短波長が多いというのは、青い光が多いということです。したがって、写したものも青白くなってしまうのです。下のストロボを使った写真例を見て下さい。ちょっと極端なこと(光源をタングステンランプとして設定)をしてますが、青い写真になってしまいます。
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 少し、道草しますが、カメラで写真を撮るときに限らず、ものの色というのは、光源によって大きく変わってしまいます。太陽の光と言うのは、赤い光、青い光、緑色の光などいろいろな色の光が含まれています。虹というのはいろいろな光を分離して見ているわけですから、あの色の分だけ、太陽には色々な光が入っているということです。いろいろな光があるから、ものはいろいろな色に見えるのです。もし、皆さんが青の光(光源が青しかない世界)だけの世界にいたとしたら、ものの色は青の濃淡にしかならないのです。木の葉も青(暗い青)になります。ちょうど青のセロファンを通して世界を見ているのと同じです。
 デジカメの便利なところは、以前にも説明しましたが、ホワイトバランスという色の補正ができる点です。これは、コンパクトデジカメにもついている機能です。いつも言う事ですが、どうしてこういう言葉を使うのですかね。一言『色補正』と書けばよいものを、ホワイトバランスなどと言うので、何やら専門的なことをやるように思ってしまいます。技術屋と嗜好家というのは、専門知識を持っているということをなにやら自慢したいのでしょうか。ストロボを使う場合は、ホワイトバランスの設定をストロボ用にすることで、色はずいぶん改善されます。下の写真がストロボを使って撮影し、ホワイトバランスをストロボに設定した場合です。
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 色合いの違いで、雰囲気が変わってしまうのは、ご理解いただけると思います。しかし、単に色を合わせても、まだ不自然さが残ります。それは、普段見ている世界が、室内の照明を光源とした世界であるのに対し、ストロボで撮影した写真は、光源がストロボだけになっているということです。つまり光源の位置が違うのです。これが不自然になる第二の理由です。上の写真の例でも、背景が奥に行くに従って暗くなります。いかにもストロボで撮影しましたという写真です。以前に説明したように、ストロボというのは光が届く距離に限界がありますから、遠い場所は真っ暗になってしまいます。また、ストロボの影も気になります。かなりくっきりした影ができてしまいます。これを自然にするにはどうすればよいのでしょう。室内の照明の光を利用するということです。下の例が、室内の光源も使ってストロボを焚いて撮影したものです。
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 いかがですか。背景の壁の奥側も暗くならずに写っています。人形の影もソフトな感じになっています。室内の照明の影とストロボの影の両方の影になりますが、陰の鋭さが軽減されます。
 室内の光源を使うというのは、実は、前回のブログで書いたスローシンクロというモードと同じことです。上の例は、ストロボを使っていますが、スローシンクロモードに設定し、シャッター時間は1/4秒で露出しました。スローシンクロを使ってない最初と2番目の写真のシャッター時間は1/60秒でした。
 スローシンクロはシャッター時間が長いので三脚で固定して写すのが基本ですが、なかなかそうもいかない場合が多いと思います。しっかりカメラを構えて写せば、結構ブレずに撮れるものです。

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