美大生のための写真講座 by PhotoSepia

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zoom RSS 写真を撮る色調

<<   作成日時 : 2009/05/02 11:34   >>

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 写真も一種の芸術作品と考える。芸術作品には、色調というものがある。私は、絵画を見ることが多い。写真以上に絵画を見ているかもしれない。絵画を見たり、写真を見たりする間に、ある一つの法則があることを発見した。それは、すぐれた作品には色調の統一性があるということだ。特に、中世の作品にはその傾向が強いが、近世から現代にかけても統一のとれた色調を持つ芸術作品が多く見受けられる。
 統一の取れた色調というのは、具体的にはあまり多くの色彩を使わないということである。反対色を多用した芸術作品というのはあまり多くない。抽象画の世界では、かなり冒険的な色調の作品が多い。ピカソにしてもそうだ。しかし、ピカソも若いころは色調が統一されていた。青の時代と呼ばれるころの作品は、むしろ統一された色調へのこだわりが強い作品が多い。
 なぜ、すぐれた作品に色調の統一感があるのだろうか。一つには色調が落ち着いていると安心感とか安らぎのようなものがある。黄昏時といのは、嫌いな人はあまりいない。夕焼けの美しさは皆同じように感じる。色が制限されているのだ。抑制されたものに美しさを見出しているともいえる。また、色には感情がある。冷たいイメージ、暖かいイメージ、安心感のあるイメージなど。つまり、絵画で表現したいモチーフを表す時に、それが一番伝わりやすい色を使うというのはごく自然なことである。
 写真にも同じことが言えると思っている。自分が写したい主題の持っている意味合いを、そういう色で表現するのが一番伝わりやすいのかということだろう。もっと技術的な表現をすれば、画面の中に雑多な色を配置しないということになる。この最たるものがモノクロ写真である。これだけ、カラー写真が多くなり、デジカメが発達しても、モノクロ写真にこだわる人が多い。モノクロにこだわるということは、裏を返せば色が邪魔をしているということにもなる。
 このブログで以前に紹介した写真で、写真を撮る天気の回での写真(下)は、典型的に色を抑制した写真である。
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落ち着いた雰囲気で安心して見ることができる。一方、下のような写真もある。赤、青、黄、白と結構どぎつい色たちりばめられているが、色のコントラストが面白いし、子供たちの自然な動きが感じられる。ただ、これは特殊な例と考えたい。基本は、色の統一感があることである。
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