美大生のための写真講座 by PhotoSepia

アクセスカウンタ

zoom RSS レンズのコントラスト

<<   作成日時 : 2011/07/23 12:20   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 前回のレンズの解像度の説明で、コントラストという表現がありました。
 コントラストというのは下の図にあるような式で表現します。縦軸は、写真の明るさ、横軸はカメラのセンサー上の位置です。一番明るい部分がImax、一番暗い部分がIminです。一番明るい部分と一番暗い部分の差が大きいほど、コントラストが高くなるのです。
画像

 淡い感じの写真はコントラストが低く、くっきりした写真はコントラストが高いということになります。写真の場合、やたら解像度を追求するよりも、コントラストを高い方が解像度が良いように目に映ります。そのため、レンズの解像度には縦軸にコントラストという数値を用いているのです。

 また、広角レンズと望遠レンズでは、望遠レンズの方がコントラストが良いという話をしました。コントラストというのは、理想的なレンズで理想的な白黒パターンを完璧なフォーカスで撮影すれば、100%になるはずです。これは広角であろうが、望遠であろうが同じことです。
 しかし、現実には、コントラストは望遠レンズの方が高い傾向にあります。この理由は、現実のレンズが理想的ではないからです。そして、理想からのずれは広角レンズの方が大きいのです。

 レンズというのは、基本的に球面で構成されております。(最近は、非球面というレンズもあります。) 球面のレンズを組み合わせて写真のレンズを作っているのですが、レンズには収差というものがあり、一点から出た光が正しく一点に集まるとは限らないのです。そして、この収差というのは、球面の曲がり具合(曲率)が高い程大きくなってしまうのです。
 広角レンズというのは、広い角度の景色をフィルムやセンサーに結像します。従って、レンズの曲面が強く曲がったレンズを多く使います。光を強く曲げて、フィルムやセンサーに導く必要があるからです。曲率の高いレンズをたくさん使います。従って収差も大きいのです。
 一方、望遠レンズはそれほど光を強く曲げる必要がありませんので、曲面の曲がり方は緩やかのもので良いのです。従って収差が少なくできるということです。
 収差が大きいと、ボケが発生しやすくなりますので、コントラストが下がってしまうのです。

 また本来結像には関係しない光線(フレアー)も広角レンズの方が多くなるのです。結像に関係しない光はなるべくフィルムやセンサーには届かないようにしているのですが、ゼロには出来ません。レンズを保持する筒(鏡筒)の内側やレンズの表面で何度も反射して、最終的にフィルムやセンサーに届いてしまうのです。広角は広い角度の光線を集めてきますので、余計な光もより取込み易くなってしまうのです。

 余分な光を少しでも減らすために、カメラマンはレンズフードなどを付けたりするのですが、広角では、フードで画像が蹴られないようにしなければならないので、限界があるわけです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
レンズのコントラスト 美大生のための写真講座 by PhotoSepia/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる