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zoom RSS インクジェットプリントの解像度

<<   作成日時 : 2011/07/25 16:07   >>

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 インクジェットプリンタの解像度は9600×2400DPIとか、5760×1440DPIなどという数値になっています。ところが、実際に写真を印刷するのにこれほどの高い解像度が要求されるはずかありません。

 実は、インクジェットプリンタというのは、1画素を複数のドットで表現しているのです。もともと、インクジェットという方式は、インクの小さな粒をノズルから飛ばして紙の上に付着させる方式ですから、インク一粒では色の濃さは表現できないのです。しかし、写真というのは、色の濃淡で表現するものですから、濃淡を実現するために複数のドットを集めて一つの画素の濃度を決めるのです。例えば4つのドットで一つの画素を表現したとすると、一滴もインクが付着してない状態から、1滴の場合、2滴の場合、3滴の場合、4滴の場合というように、全部で5段階の濃度が表現できることになるのです。

 実際に写真を印刷する場合は、256段階の諧調が必要になります。256段階の諧調を持たせるには、単純に考えれば256個のインクのドットが必要になるのです。先ほどの例で9600×2400DPIのプリンタの場合は、縦と横の密度が違いすので、縦横を32ドット×8ドットで構成すると、256ドットになります。9600DPI側を32ドットで構成するのです。こうすると正方形の画素になるわけです。つまり、一画素が32ドット×8ドットで構成するのです。

 そうすると、9600DPI×2400DPIのプリンタの場合、1インチあたり300×300画素でプリントできる、つまり300DPI(この場合のDPIのDはインクジェットのドットではなく、一画素のドットという意味です)でプリントできるということなのです。

 また、プリンタのよっては、インクの粒の大きさを変えられるものがあります。例えば4段階の大きさにできる場合は、ドット数は64ドットで良いことになります。そうすると16×4ドットで一画素が表現できますから、先ほどの倍の600DPIでプリントできるということになります。

 さらに、インクの種類を増やして諧調を稼ぐという方式もあります。通常シアン、マゼンタ、イエロー以外に、薄いシアン、薄いマゼンタを加えると、インクだけでも2諧調が表現できます。

 従って、インクジェットの解像度は単純にインクドットの解像度だけで判断できないということになります。

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