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zoom RSS デジタルカメラのラチチュード

<<   作成日時 : 2011/12/08 13:51   >>

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 前回、フィルムのラチチュードについて説明しました。では、デジタルカメラはどうでしょう。デジタルカメラの特性を比較のために同じような図にしてみました(CCD,CMOS特性のグラフ)。フィルムの場合と同じように、縦軸横軸とも1の違いが10倍の違いに相当します。比較のために前回引用したネガフィルムの特性を一緒に示してあります。
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 デジタルカメラは入力に対して出力は直線です。(縦軸は濃度ではなく、出力です。)一見理想的ですが、デジタルカメラにはノイズというものがあります。信号とノイズの比率をSN比と呼んでいますが、おおよそ100:1程度です。いろいろな処理を施してノイズの影響を低減しますが、それでも露光量の範囲で1000:1程度が上限なのではないでしょうか。1000:1というのは下のグラフで露光量で3の違いです。従って、デジタルカメラは決してラチチュードが広いということではないのです。むしろ狭いと思った方が良いと思います。1000:1の範囲を色で塗ってありますので、フィルムと比較してみてください。

 一つ注意しておかねばならないことがあります。ダイナミックレンジという表現があります。どの明るさからどの暗さまで対応できるかというその範囲を表現しています。ただし、これはセンサーの一回の取込のなかでの範囲ではなく、条件を変えてどこまで対応できるかということを示しています。暗い時には信号を大きくしてやれば(増幅)必要な出力が得られるわけですから、そういう方法も含めてどこまでの範囲の明るさに対応できるかということを示してします。写真の撮影は、通常一回の撮影で画像が決定しますので、ダイナミックレンジとラチチュードを比較するのは好ましくありません。

 但し、デジタルカメラでは、画像の一部の出力を変えたり、露出を変えた複数の写真で合成することで広い範囲(ダイナミックレンジ)で画像を残すという手法(カメラの機能としてもありますし、画像加工ソフトにも同じ機能が用意されています)がありますので、欠点は十分にカバーできるということでしょう。ただ、撮影し終わった段階で白トビが発生していたり、黒ツブレが発生した画像は、加工しようがありませんので、やはり露出は十分に注意すべきでしょう。

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