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zoom RSS 説明的な写真にしない方法

<<   作成日時 : 2012/01/14 12:01   >>

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 『説明的だ!』と言われることがよくありますし、そういう評論も良く見かけます。説明的という表現って、変な日本語です。辞書を引くと解説的となっています。私が想像するに、わかってしまう写真ということなんじゃないでしょうか。実用的な写真であれば説明的であることが重要です。面白い写真を撮ろうと思うのであれば、全て説明する必要はないのです。全て説明すると、見た人の思考がそこで止まってしまうわけですから、面白さがなくなってしまうのだと思います。そもそも面白いということがどういうことかというと、興味をひかれるということです。つまり、そこにこれは一体何なんだという要素があるから興味がわくのです。その写真を写した時に、興味をひかれたから写したわけです。その写す瞬間に、自分の興味の源泉を全て写真に入れてしまうと興味のわかない写真になってしまうのだと思います。

 写真というのは、そういう意味では引き算かもしれません。具体的な方法を示してみます。第一に、邪魔なものは排除します。これは解り易い引き算です。写っていても意味がないもの、邪魔なものが入れないようにします。邪魔なものは、見た人が気が散るので極力入れないことです。フレーミングやアングル、写す場所を変えて邪魔なものを排除します。ここまでは比較的に簡単です。

 その次に、何かを除去してみます。除去した時に除去する前と当然違いで出るのですが、面白くなるかならないかです。この段階が説明的になるかならないかの境目だと思います。

 一つの例として、下の写真があります(私の友人が撮った写真です)。
画像

この写真は私はとても面白い写真だと思います。ご存知の方も多いと思いますが、これはアルベルベッロの石積み屋根(トゥルッリ)に居たネコの写真です。この写真に建物の全景を入れてしまうとつまらない写真になってしまいます。明らかにアルベルベッロであることを説明してしまうわけです。また、全景が入ることでネコが相対的に小さくなってしまいます。撮影者が面白いと思ったのは屋根に居たネコであり、そんなところに居たという意外性が面白かったのだと思います。だから、そこだけを切り出すことで面白い写真になったのだと思います。

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