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zoom RSS 位相差AF(1)

<<   作成日時 : 2012/06/24 22:06   >>

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 前回に引き続き、AF(オートフォーカス)方式についての説明です。
 今回は位相差AFです。主に一眼レフで使われているAF方式です。前回述べたコントラスト法と違って、専用のセンサーが必要になります。センサーを組み込むスペースも必要になりますので、コンパクトカメラでは殆ど使われていません。

 位相差AFという表現は、なんだか専門的な表現で、難しそうです。位相なんて言葉は日常生活では使いませんから。AFというのは、カメラと被写体の間の距離が変わった時に、レンズの位置を変えてピントが合うようにするわけですが、ピントがずれた時には像がボケるだけです。像がボケるのですが、どちらの方向にずれたのかが分かりません。コントラスト方式では、やはり方向が解らないのでとにかく動かてみたわけです。

 下の絵をご覧ください。カメラの前にあった被写体が手前に移動したとします。画像は最初はピントが合っていたとしますと、被写体が移動すると、画像はボケるだけです。
画像


 そこで、カメラを少し右にシフトします(ここでは右カメラとします)。それが下の図です。今度は、カメラを右に置きましたので、ピントがあった位置の画像は少し左に寄っていますが、被写体が手前に移動した時は、ボケるだけではなく、さらに左にボケた像が動いて見えます。位相差AFというのは、少し斜めから見てやることによって、被写体の前後の移動を横の移動に移し替えているのです。そしてこの横方向への移動量を検出してピントを合わせるようにするのです。
画像


 ところが、このままでは落とし穴があるのです。被写体が前後ではなく、例えば左に動いたとしましょう。そうすると右カメラでとらえた被写体の画像も左に動きますから、被写体が手前に動いた時と同じように見えてしまうのです。(厳密に申し上げれば、ピントは合ったまま左に動いています。)従って右カメラだけではピントを合わせることができません。
画像

 そこで、更にもうひとつのセンサー(ここでは左カメラとします)を追加します。右カメラの反対に置きます。このカメラの画像は、全体が少し右に寄ってます。被写体が前に動くと画像がボケると同時に画像は右に動きます。
画像

 先ほどの右カメラでは被写体が手前に動いた時は、画像は左に動きました。一方左カメラでは画像は右に動きます。つまり、反対方向に動くのです。そして、被写体がピント方向ではなく、単に左に動いた時は、右カメラも左カメラも画像は左に動きます。
 カメラを二つ用意することにより、ピント方向にズレか単なる横方向の被写体の移動かを分別できるのです。
 次回はもう少し具体的な話をします。


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