美大生のための写真講座 by PhotoSepia

アクセスカウンタ

zoom RSS 像面位相差方式(3)

<<   作成日時 : 2012/07/22 16:11   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 前回はマイクロレンズの働きについてお話しました。今回は、実際の像面位相差方式についての内容です。

 下の図をご覧ください。被写体とカメラレンズとマイクロレンズとセンサーの関係は前回と同じです。異なるのは、センサーの前に小さなスリットがおかれていることです。前回の話で、マイクロレンズはセンサー上の位置とレンズの光の通過位置とを対応させる役割であることを示しました。そこで、センサーの前にスリットを置くことでセンサーに入ってくる光のレンズ通過位置を限定してしまうのです。下の図では、スリットはセンサーの中心から少し上のところに作ってありますので、対応するレンズの位置はレンズの下半分のほぼ中央当たりに相当します。下の2つの図の上側は、丁度フォーカスが合っている状態とします。
画像

 上の図の下側の図は、カメラのレンズが矢印方向にA点からB点まで動いた場合の図です。レンズがセンサーから離れる方向に動いたのですから、本来は被写体がb点にあればフォーカスが合うのですが、現実には被写体はa点のままですから、フォーカスは合っていません。センサーには青い線と赤い線に挟まれた部分の光が入りますので、上図の下側の図に示したように、本来の被写体からの光ではなく、被写体より少し上のボケた像の光がセンサーに入ることになるのです。

 つまり、マイクロレンズとスリットを使うことによって、フォーカスが合ってない状態では、ずれた位置の像(正確には像の光量)がセンサ上に投影されることになるのです。

 実際の例では、センサーのスリットはもうひとつ別のものが用意されます。別のものというのは、スリット位置を上図の中心軸と反対側に設定したものです。マイクロレンズの中心より下側にスリットを配置します。上側に配置した場合と逆になりますので、カメラレンズがB点に移動した際には、被写体の少し下側の像の光がセンサーに入ることになります。つまり、上スリットの場合とは逆の動きをすることになるのです。

 尚、上図はわかりやすいように強調して描かれています。実際にはマイクロレンズはカメラレンズに較べて非常に小さなものですから、光の広がりからも非常に小さなものです。

 話が難しくなってしまいましたが、もう少し我慢してください。次回に続きます。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
像面位相差方式(3) 美大生のための写真講座 by PhotoSepia/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる