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zoom RSS レンズの焦点距離

<<   作成日時 : 2008/09/04 14:11   >>

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 以前にも少し触れたことがありますが、焦点距離についてお話します。カメラ(特に一眼レフ)を持ったときに、これは50ミリの標準レンズだとか、200ミリの望遠レンズであるというような言い方をします。この○○ミリというのは、レンズの焦点距離をあらわしています。この焦点距離というのは何かわかり難い表現です。望遠鏡の場合や、双眼鏡の場合はX倍というように倍率で表現しますから、使う側もわかりやすいのですが、なぜかカメラは焦点距離というわけのわからない数値を使っています。カメラ屋さんの自己満足か、光学屋さんのプライドなのかわかりませんが、なにかにつけて専門領域の話は専門用語を使いたがる人が多いものです。
 確かに、倍率のような表現が出来ればわかりやすいのですが、カメラレンズの場合は、近いものから遠いものまで写す関係で、倍率とうい表現も必ずしもピッタリする表現ではありません。どの程度の角度の範囲を撮影するかというのが一番身近な表現のような気もします。
 カメラのレンズは長さが短いものから長いものまでさまざまです。でも、どんなレンズであったとしても、一枚の凸レンズに置き換えることができるのです。『だったら、最初からさっさと一枚のレンズで作ればよいではないか。その方が軽くて安くできる。』 おっしゃるとおりです。しかし、残念ながら一枚のレンズで作ると、いろいろな不具合が生ずるのです。写真のふちの方で、色が虹のようになるとか、写したものがぐにゃっと曲がってしまうとか、真ん中は焦点があっているが、周辺はボケている、縦の線ははっきりしているのに、横線がボケている、星を撮影したらみんなハレー彗星のようになってしまった・・・などという不具合が生ずるのです。そういう不具合を無くすために、何枚ものレンズを重ねて補正して綺麗な写真が撮れるようにしているのです。
 とは言っても、概念的には一枚のレンズに置き換えて考えることができるのです。それを下の図ににしてみました。
画像

 説明は後にして、広角レンズと望遠レンズの2種類の絵が示してあります。焦点距離というのは上述した仮想的な一枚の凸レンズの中心から、焦点面(デジカメではセンサー)までの距離を示しています。このレンズの中心(専門的には主点というそうです)はあくまでも計算上のものですから、レンズのどのあたりにあるかは、外から見てもわかりません。場合によっては、レンズの外にある場合もあります。
 この焦点距離によって、上図のように短い焦点距離のレンズは広い角度の範囲を写せますし、長い焦点距離のレンズは遠くのものでも大きく撮影することができるのです。
 最近は、ズームレンズが主流になってしまいましたので、一本のレンズで広角から望遠までカバーできるようなものもあります。
 兎に角、焦点距離を変えることで、写す範囲が変えられるということがご理解いただければ幸いです。また、それを数値的に表現するために焦点距離という値を使っているのだと理解していただければ結構です。

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