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zoom RSS 写真入力に適したスキャナー(2)

<<   作成日時 : 2011/12/17 08:51   >>

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 前回ご紹介した2種のスキャナに関し、別の観点から比較してみます。

 ドキュメントスキャナは高速で入力することを求められています。大量の文書を少しでも早く読取る必要があるからです。従ってフラットベッドスキャナよりスキャン時間が短くなっています。もちろんフラットベッドスキャナも高速で読み取ることが望ましいのですが、それ以上に入力画像の品質を重視しております。ドキュメントスキャナが高速で入力するということは、光源が同じであればセンサに入る光エネルギーは少ないということですので、小さな信号を増幅して一定の画像を得るようにしていることになります。その分ノイズが多くなります。よって得られた画像の品質という意味ではドキュメントスキャナよりフラットベッドスキャナが優れているのです。また、私の経験ではドキュメントスキャナは写真のハイライト部分(明るい領域)やシャドー部分(暗い領域)で、諧調特性(入力の明るさに対する出力値の対応のことを指し、諧調特性が悪い場合、暗い部分や明るい部分で入力の値が変わってもそれに比例して出力が変わらない)が少し劣っている傾向があります。

 写真の入力においては、諧調特性は非常に重要です。と申しますのは、古い写真の場合、色あせが生じているものが多くありますので元々全体的に明るい方に偏っているケースが多くなります。また、元々露出が適正ではない写真も多く存在します。これを本来の出力(明るい部分は大きな出力、暗い部分はゼロに近い出力)に補正を行うと、諧調特性の悪いスキャナで入力するとスムースな諧調の変化が失われてしまう可能性があり、階段状の明暗変化になってしまいます。

 従って、読取り画像の品質を重視するのであれば、フラットベッドスキャナを選択すべきです。品質は二の次で、大量の写真を手早くデータ化したいということであれば、ドキュメントスキャナも選択肢の一つではあるということになります。

 次回は、スキャナのセンサの違いについて説明します。

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